『男装かマニッシュか、それが問題だ』

──2017.3.25 Elzena Luk=Ruaphelto in radio

※ここではファッションの話に限定しているので、服装や小物など、ファッション関係のもののみを扱います。
ファッションの枠を超える男装の話など、ファッションの話から逸脱する話題はここでは扱いません。
また、本稿はあくまで一プレイヤーの『マニッシュと男装の違い』に関する一視点であり、それ以外の何物でもありません。

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キャラフレ上にて『社会人会社員が現実側でも可能なコーデを』、という独自の路線を掲げている事から、アバターには殆ど男装とマニッシュの間のコーデをよくさせているエルツェナです。
ここで、改めてマニッシュファッションの定義に当たるものを検索してみると、『女性らしさを残しつつ、男性のようなファッションアイテムを取り入れた装い』であったり、『男性が着るような服を女性がとりいれ、その中に女性ならではの魅力を引き出すスタイル』であったりと、定義としては“かなり緩い”表記になっています。

実際に該当しうる商品を多数検索し、また店の広告なども見てみる分に、ユニセックスのパンツコーデに持たせるだけでマニッシュなコーデに見せるアイテムから、それこそ本当に男性用としか思えない一張羅のスーツとも言える衣装セットに至るまで、あらゆる服から小物まで男性っぽさがあればマニッシュ用品と言えてしまうような有様でした。
マニッシュというのは、相当広いジャンルのようです…下手をしたら、“本格的な男装用の衣装”すらもマニッシュの１ジャンルとして誤解されてしまうのではないか、と危惧するほどに。

で、何故ここで男装とマニッシュの違いを取り上げるのか、ですが──その前に、現状の確認を。

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ここキャラフレでも、頑張ればマニッシュを行えるほどには女性向けのパンツルックを含む衣装、及びそのセットが出されてきました。
その中には男女共用の服も当然ありますが、中には『着用すると胸の膨らみが全く見えなくなる服』もあります…まさに、左上の図A.のように。

さて、ここで左上の図A.と右の図B,との立ち絵を見比べて、皆様にちょっと考えて頂きたいのです。
※靴は図A.、図B.で共通。 両方ともクリックすると新たなタブに本来のサイズで表示されます

マニッシュは『女性らしさを残しつつ、男性のようなアイテムを取り入れている』ファッションですよね？
しかし、図A.の立ち絵を見る限り、女性と気付ける‘符号’が、それこそほとんどないと思いませんか？
逆に図B.の立ち絵を見ると、女性と気付ける‘符号’に気付きやすいと思いませんか？

そうです──服装だけに限って言うならば、ずばり服越しに見えるボディラインで男装とマニッシュの違いが表されるのです。
具体的には胸の膨らみですね…それ以外はポーズを除くとほぼ同一です。

そういった情報に関連してか、時々何らかの情報検索の中で出てくる内容に、『異性装をするならボディラインを、そして手の甲や首回りを隠せ』という話があります。
なので、それを全部満たすようにすると、手持ちコーデではこうなります。

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足のライン、胴のライン、そして首回りを隠せる格好となるとコートしかないと考えて、中でも一番長いコートであるハーネスロングコートを着用。
このコート自体が胸元に膨らみを持つとは言えこの色だとよく見ないと分からないのと、肩が張って見えて性別が解りにくいのもあって採用しています。

さて、この図C.、ぱっと見での第一印象は男性っぽく見えましたでしょうか、女性っぽく見えましたでしょうか。
このコーデが、恐らく一番マニッシュと男装の境界線の直上に近いのでは、とぼくは考えています。

こんな感じで衣装を合わせる時に胸の有無を確認するようになった一番の理由が、『もしかすると、ファッションジャンルとしての男装とマニッシュの違いって、ぱっと見で胸の膨らみの有無に判断基準があるのでは？』と考えた点に端を発しています。
ぼくの場合ですと、パンツルックから離れたときに友だち達から『胸がある！』と驚かれたことがあったので、この辺りにちょっと気を向けるようになった、という感じです。

でも、そんなぼくだからこそ、〆として言わせて頂きたいのです…胸の有無で性質ががらりと変わるわけでもありませんし。

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『いいじゃないの、女性キャラに胸が有っても無くっても』

──2017.8.28 Elzena Luk=Ruaphelto

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※注記
確かに、胸のサイズは各々それぞれに悩んでるでしょうけれど…他人に完璧を強いる様な主義の人や、女性を怖いと思っている人でもなければ、通常は女性の悩みの種である胸の現状も、その人を好きな方なら喜んで受け入れてくれる方が殆どだろう、とは思います。
それを注記したとしてなお『現実の女性が抱える悩みに対して神経を逆撫でさせる』と解釈されるのを避ける目的で、最後の一言には『女性キャラ』と言わせています。