たまには現実世界でも動くよ! \\ ٩( ‘ω‘ )و //
それは2016年5月1日の「わキャラまーけっと第二和」で見かけました──この写真を見て下さい。
わキャラまーけっと第二和には、近畿の萌えキャラのうち立て看状態で駆けつけられるキャラが駆けつけてくれていたのですが、その中には今回の旅の動機となる彼女たち… 西能 浄(にしの きよ)と木勢 るり(きせ るり)も居たのです。
この二人は、大阪最北端、大阪府豊能郡能勢町(とよのぐん・のせちょう)から駆けつけたそうです。遠いところをお疲れ様です…
そして、わキャラまーけっと第二和から帰った後、この二人に会いに行くための調査で、能勢町には色々縁のある人間でありながら、今まで通っていたのはその縁付近と隣の豊能町側でしか無かったと言うことを思い知るに至り(事実、能勢町のメインロードとかを移動したことが無かったのもあって)、愕然としました。
折角縁のある待ちなのだから、もっと知りたい。
その切っ掛けをくれたお二人のホームグラウンドに行ってみたい。
そして、今まで知ることの無かった能勢町を知りたい。
そう思っていたら奇しくも連休が取れたので、6月1日の朝に着く様移動を開始しました。
さて、ここで最寄り駅と目的地の関係を画像で示しましょう。
こんな感じです…そう、平坦な道であれば、概ね2時間もあれば着けてしまうのです。
先ほど「朝に着く様」と書いた通り、前日分の最終列車で最寄り駅の日生中央に乗り付けたので、2時半あたりに到着したのですが、その間にあったことをいくつか。
駅からの移動中、明かりとして小さな高輝度LEDライトを片手に移動していましたが、駅からすぐは住宅地を抜けなければいけません。
住宅地を通ること自体は安全でいいのですが、微妙に番地ブロックの形が異なったり、公園で道を仕切られていたり、丁目以上の大きなブロックの境目を抜けられる道が少ないなどで、細かなカーブは続きます。
そして住宅街からメインルートに出るための道に、一部空が完全に隠れる場所でありながら街頭の無いエリアがあり、夜にここを高速で通行するのは非常に危険と判断、車道と言うには急な下り坂ではありましたがゆっくりと通りました。
ちなみにこの終点、メインロードとの交点を少し南下すると、深谷(ふかたに)というバス停があります。
後でもう一度出てきますので、覚えておいて下さいね?
続いてはメインロード、『能勢街道』の名前を持つ国道173号線に沿っての北上です。片側1車線同士の2車線ですが、交通の動脈になっているのか夜中であってもトラックを中心に交通量はあり、またそんな重要なルートなのかバイパス工事がなされて多数のトンネルが出来ていました。
歩道はあるのでいいのですが、夜中でかつ山が近くて空が見えないこともあってトンネル以外では明かりはほぼ必須で、またトンネル内でトラックとすれ違う時には逃げ場の無い騒音に耳がやられそうになるため、耳を押さえないと少々きつかったです。
この北上途中、少し川に沿って緩くカーブしながら進む地点があるのですが、その辺りで、対岸に何やら緑色の小さな明かりの様なものが2つ3つ点滅しているのを発見しました。
当初は工事現場のカラーコーンの上に置いてある反射板が時々何かを反射するのかな、と思っていたのですが、色や点滅パターンがキャラフレ内で捕まえて得た情報とかなり一致していた事もあり(例年ですと夏頃にイベントがあります)、大体1分もかからないうちに気付きました。
幸運にも歩道が川沿いにあったためかなり見つけやすかったですが、逆に車やバイクで通っている方は見つけられなかったでしょうね…。
ちなみに撮影したのは覚えているのですが、彼我20mを超える距離なので真っ黒でした…。
その後、GoogleMapが能勢街道から離れた道を指示し、やむなくそっちの通りに歩くのですが、安全そうな道から離れることもあってかなり怖かったです。
巨大すぎるのでデータ更新も追いつかないのでしょうが…この辺り、工事が終わったらすぐルートを切り替えるくらいはして頂きたいなあ、とか思いつつ敢えてGoogleMapの示したルートを外れて能勢街道に戻り北上すると道沿いにコンビニがありましたので、疲れを取るためにそこに立ち寄り買い物…このときのレシートが2時目前でした。
そして最後の難関らしきものに…これも原因はGoogleMapでした。
というのも、川を渡ったあと川沿いに、という表示があったのですが、見れば行けるとされた道は工事で封鎖されており、こんな所行けるわけないじゃんかとさらに川を渡るとルートから余計に外れたので、仕方なくルートに示された川の対岸を歩くことにしたのですが、横の畑からかウシガエルらしきカエルの鳴き声が凄くてかなり不安になった記憶があります…自然って凄いですね。
そしてやっと辿り着いた出入り口付近にあった立て看にはこうありました。
『定休日 毎週火曜日 営業時間 AM9:00~PM5:00』
今、お休みなのは火曜なので、偶然水曜となる6月1日にお休みが取れた事にものすごく感謝しました…けど、これだと次行けるタイミングは仕事を休むか辞めるかしないと行けませんね…そう易々とはしませんけど!
ちなみに後で調べたところ、7月~10月は火曜日も含め午後6時まで営業するそうです。
とにかく目的地が解ったので後は開店時間が来るのを待つだけですが、到着が2時半辺りでかつ開店時間が9時なので、都合6時間半をどうにか凌がなければなりません──標高200m付近で、吹き曝しのベンチ着き駐車場と川といった風を遮るものがない状況下を、それも半袖で。
とかく暗い間は、この明かりの確保されている駐車場付近で何とか過ごすしかありません。
ここで向こう見ずに先に行こうものならスマホが電源不足で消えて迷う可能性が出てきますし、こんな夜中は物流維持で飛ばすトラックは居ても、タクシーが走ってきてくれる可能性は全くありません。
体力維持を最優先としてまず大きく動かないことを考え、また折角の開店後に寝るわけにも行かない事から、動けない今のうちに取り敢えず寝ようとしたものの、ベンチで寝転んだはいいものの堅い上に狭くて寝返りも打てず(事実落ちました)。
仕方なく駐車場のベンチに座って朝が来るのを待つわけですが、折角辿り着いた場所なので周辺も知りたいため、明るくなったらすぐここに戻れる範囲で出歩いてみようとは考えたものの、駐車場近辺で暖が取れる唯一の手段は駐車場南側に並んで設置された自販機のみ…それもコーヒーが殆どで、唯一の暖かいお茶も買った直後に売り切れる有様。
こうなると暖も取れなくなるし寝て冷える訳にはいかないので、何とかして暖を取りつつ凌がなければならないと考え直し、唯一風を防げるお手洗い近辺で風を凌ぎつつ、どうしようも無い時には行きがけに通ったコンビニに駆け込もう、と考え、必死に風の中を半袖で耐え…ようやく空が明るくなりそうな頃、風も収まって周りが少しずつ見える様になったので、駐車場の周囲を確認していた時でした。
ぽう…、そんな感じで、何か緑の明かりが見えたのです。
それは、行きがけにも見た蛍でした。
(ピー!)年近く生きていてここまで身近に蛍が来たことが殆どなかったのもあり、もの凄く嬉しくなって、許可取らなくていい相手、ということもあり撮影しまくりました。
その最中、指に止まるかな、と思ったけど、写真撮らせて貰っただけで十分に有難かったので、最後の数枚だけフラッシュ炊いて撮影し、それ以降は離れることにしました…その最後の一枚を切り抜いて掲載しています。
以降はその後の余談になります。 よろしければどうぞ。
蛍を発見して心が元気になり、風に吹かれることも少なくなってきたのと小腹が空いたので、どうしようも無くなってはいないもののコンビニで軽食をつまませて頂き、道の駅 能勢(くりの郷)近辺を歩き回ることに。
北の方に行くと温泉旅館らしきものがあったり、周りの風景を見ていると学校が近くにあってそこに登校する生徒たちが自転車を漕いでいたりと、水曜の一日が始まろうとしていました。
ちなみに駐車場と逆側に門の様なものがあったので現場まで行って確認したら、そこは商品搬入口。
その付近から見た道の駅の裏側は何とか必要なだけ平らにして通路を通している様な感じで、こっちに客が来て駐車でもしたらすぐ道が詰まるという程度しか道幅がない様に感じました…
なので、これをご覧になった方で道の駅 能勢(くりの郷)に向かわれる方は、駐車場にすぐ入れる国道173号線側から来て下さいね?
しかし、ここで不運にも眠気が。
開店後もベンチに横になっていたら多分救急車を呼ばれるだろうからそれは避けないと、と考えに考えて、唯一、堂々と寝られる場所があることを思い出しました──そう、路線バスです。
案内によると道の駅 能勢(くりの郷)は阪急バス 平野口が最寄りですし、このルートを朝になってから1~2台通っているのも見かけたので、そこから駅方向に乗ればその間寝られる…そう考えて、日が降り注ぎ始めた中バスを待ち、山下駅前行きバスに乗りました。
結局は周囲を確認するためにずーっと起きてしまい、寝られませんでしたが。
しかしこれが、まさかの散財フラグになろうとは。
この後眠気覚ましに駅前のスーパーで栄養ドリンクを購入し、それを飲みつつ山下駅発のバス時刻表を確認したのですが、平野口方面に行くバスがこの時間帯にない事が解りました。
仕方ないな、と思いながらたまたま止まっていたタクシーの運転手さんにタクシーカードを貰い、最寄り駅の日生中央駅に向かったらあるかも知れないと思って移動したはいいのですが、そこのバス路線を確認すると…水曜日には全く関係ない方向にしか行かない、と言うことしか解りませんでした。
道の都合やバス会社の都合もあるだろうし、こうなってはやむなく歩くしかないと考えて駅から二度目の出発をしたわけではありますが…道中、日が差してきて徒歩での移動が困難になりつつある事を思い知らされながら歩いて。
何とか辿り着いた国道173号線『能勢街道』への合流地点、その少し南側には深谷バス停があったはず──見れば、不幸にもバスが発車して3分後でした。
歩きすぎて痛む足、手元に飲み物はなし、汗の量は多く……ああ、これは強行したら自販機より先に三途の川辺に辿り着きそうだなと思い、どうしようとスマホを探したその手がスマホの代わりに引き当てたカードをみて、財布を見て──もう、これしかない、と覚悟を決めると、スマホで電話しました。
「済みません、深谷バス停北の交差点まで、一台お願いします」
それから待つこと25分、やっと提灯着きのタクシーが来てくれました。
ちなみにそれまでタクシーらしき車を一台も見ていないことから、能勢街道の交通需要がどれだけトラックとマイカーで占有されているか思い知らされた感じでした。
さて、ここからは運転手さんにあれこれ奏上して、タクシーの利便に預かるターンに。
能勢に行くと大抵野暮用をこなすため某山頂付近へ行くことが多いのですが…それらのことも相談してみたところ、道の駅 能勢(くりの郷)にて最大30分待って頂ける事になりました。
そのおかげで、この写真を撮ることが出来ました。
そしてその後は野暮用に…写真はおまけです。
今回はタクシーで2カ所大きな移動をすることにした関係で比較的楽に移動が出来た反面、コストは凄い事に。
道の駅まで¥1,720.-は最初から覚悟していたのでいいのですが、野暮用に合計¥6,700.-も掛かってしまい、どんどん加算されていくメータを見ていて肝が冷えました…あんな額になるまで乗った事が無かったので、やっぱ不安にはなりました^^;
それでも、お二人の活動拠点の一つが解っただけでも僕にとっては十分な利益です。
また、これからは阪急バスの時刻表も調べておかなければ、と言うことも明確に見えたので、次回行く時は今回ほど移動に散財しはしないだろう、と考えています。
散財するにしてももっと、文化財だとか、無農薬商品だとか、に力を入れてあげたいところですし。
次行く時は折り畳みでいいので自転車持ち込めたら、少しは楽になるかな、という期待をしたり。
帰ってくる時、自転車を電車に乗せられなかったら死にそうだけど…そんな事をあれこれ思いながらこれをしたためてみました。
次行く時は、もっと色々な能勢町を、知っていけたら。