国立国際美術館と大阪市立科学館に行ってきました。
美術館であった「貴婦人と一角獣展」が目的だったのですが、
時間的余裕も少しあったので、科学館の方にも顔を出してみました。
左の楕円に建物が科学館で、右の骨組みのようなのが美術館です。
「貴婦人と一角獣展」東京展から巡回が始まり、大阪展も20日までなので、
日程的に無理かなと思っていたのですが
朝、ラジオでおすすめポイントとか聞いていたら
「えいやっ!」と体が動いていました。
行ってよかったです。見応えがありました。
赤地にミル・フルール(千花模様)を地としてたタピスリー、
貴婦人とユニコーンが人間の五感を表して描かれています。
そして6枚目は「我が唯一の望み」というタイトルで描かれています。
6枚のタピスリーにそれぞれ違う衣装を着て、
人間の五感(触覚・味覚・嗅覚・聴覚・視覚)に合わせた仕草をしている美しい貴婦人。
寄り添う侍女の衣装も美しく、やユニコーンや獅子。背景に散りばめられた動物と花たちが織り込まれています。
髪型ひとつとっても、繊細。
タピスリーなのでかなり大きいというのもありましたが、まず連作であることの迫力。
赤地にミル・フルールに、浮かぶ島というところまでは同じなので、
そのため貴婦人やユニコーン、獅子にひときわ目が行きます。
そして、「わが唯一の望み」とはなんなのか。謎に満ちた解釈。
作られた年代。
作られた目的。
この貴婦人は誰なのか。
意匠から読み解いても…それでも、まだある謎が残る…。
実際に行って見て、本当に綺麗で謎に満ちていて、本当に見応えありました。
ちらしや、ホームページの段階では6枚かぁ…って感じだったのですが、侮ってました。スミマセン。
フランスが国外に出さないのも納得です。(今回の日本が国外に出たのは2回目のようですね。)
行ってよかったです。迷ってる人はオススメです。
「ガンダムUC」の中に出てきてたせいもあってか、男性客も多かったです。
声優さん的にも、作品の大きさと連作という観点からも、音声ガイドをお勧めします。
(案内メーテル・朗読シャア・・・)ということはおいといて、
「あまりに大きいのと、貴婦人とユニコーンに目が吸い寄せられるので、細かい説明は音声ガイドがいいですよ。」
とラジオで言ってたいたので素直に借りてみました。
私は「聴覚」がすごく綺麗だなぁ。とおもいました。
全部綺麗なんですけど。
オルガンを弾く貴婦人と聞き惚れてるようにみえるユニコーンの姿が印象的でした。
さて次はプラネタリムに行ってきたお話しの方を・・・
って、プラネタリウムって投影機械そのものの名称だから、そこに行くって表現もおかしいんですよね。
えーと、まぁ、星見るの好きです。
今回、私が見てきたのは「宇宙のトップスターー太陽の100万倍明るい星」です。
もし、一等星のベガやリゲルが太陽と同じ近さにあったら?
デネブの大きさと明るさは、思わず声が出てしまいそうになりました。
そして、それよりも輝く、でも星雲の中にあって見えない、強烈に大きかったり、明るかったり、
まさしくトップスターと呼ぶにふさわしい星たちを解説してくれました。
はくちょう座V1489星や、太陽系から約7,500光年離れてるイータ・カリーナ…そんな星の姿。
太陽よりも激しく輝き、燃え尽きる(た?)星たち。
超新星爆発によりまた生まれる星。
科学の進歩もすごいですが、やはり宇宙は憧れます。
大阪市立科学館はゆったりと見れるのでおすすめです。
席もドームも見やすい配置になっています。
青い椅子にもたれて、ゆったり。
といっても、他は神戸と名古屋しか知らないのですが。
名古屋はあれです。あれは別物です。あのブラザーアースは、
まさしく( ゚д゚)ポカーン …外見も中身も空いた口がふさがらない状態でした。
もう一度行きたいのですが、そうそう行ける距離ではないのが残念です。
これから、行く予定のある人は名古屋はロッカーも面白いですよ。
と、閑話休題。
大阪に話を戻しまして。
大阪市立科学館には、
學天則(がくてんそく)という、東洋初のロボットのレプリカがあるのですが
こういうのなんですが、
今日の出来事じゃないのですが、女の子が学芸員のお姉さんに「動くの?」と尋ねて、お姉さんが「動きますよ」と答えられたら
急に「きゃあああああああああああああ」と悲鳴を上げて逃げ始めて、
何事かと思ったら、學天則の文字のところが「ぱかっ」と開いて「そのあたりを歩き回る」んだと思ったそうです。
子供の想像力には敵わないなぁと思ったことを、これを見るたび思います。
(確かに顔とか怖いですしね…)
濃密な一日でした。